December 29, 2008
今年も残すところあとわずか。年の瀬という言葉を聞くと、「あ、もう今年も時間がない!ヤバイッ!」と、迫られた気持ちになるのは、年末だからなのか、山積みの仕事を年越しせずにこなしたい自分へのノルマなのか...。
思えば...子供のころ、年越しそばの上に乗る海老の大きさで兄弟と海老の取り合いをしたり、コタツで自分が座る快適ポジションをとり合いしたり...。あぁ、今思えば、なんて幸せな喧嘩だったんだろうと、懐かしい思い出がよみがえる今日この頃、現実を眺めれば、世界的な不景気。円高、ユーロ高が進んで喜ぶのもつかの間、仕事の足もとが揺らいでいては、お得な海外旅行に行く余裕などないわけで...。何かと世の中に不満をお持ちの方も今年は多いのでは?
そんな皆さんに、最高の年末うっぷん晴らしなお祭りを見つけました。
その名も「悪口まつり」悪口とかいて"あくたい"と読むこのお祭りは、京都の鞍馬山、奈良の信貴山と並ぶ、日本三大毘沙門天のひとつ、栃木県足利市に位置する「最勝寺」が大みそかから元旦にかけて行う恒例のお祭り。1年に積もった不満、うっぷんを発散してすがすがしい気分で新年を迎えようというのがこのお祭りの意図。日本奇祭の1つとしても有名なそのわけは...修験者のホラ貝の音に誘導されて星空の下、誰もが口々に、大声で「バカヤロー」などと叫びまわりながら山頂を目指すのです。ただし、悪口に"ぼう"がつく言葉(どろぼう、びんぼう)は禁句、と聖なる祭りらしいお約束はきっちり。
いつもの神社への初詣も、この不景気には打ち勝てないかも。この年末は、大声で叫んで体の中に住み着いた悪い気も運も全て吐き出してみては?会社に、上司に、旦那様に、奥さまに...日ごろ言えないことも、足利の星空がしっかり受け止めてくれるはず。それでもご不満、という方は、不満のあるお相手を丁重にお誘いして直接「バカヤロー」と叫んでみるとか。
なお、当日は、大きな声を競う「大声コンクール」も開催。さらに「悪口まつり」の後には、こちらもまた、ユニークな「滝流しの式」を開催。合わせてご参加されてみてはいかがですか?
Text/Miki Kudo
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